茨城の御前山にて暮らす。

気が向いたら適当に書き散らかしています。

恐怖の山菜!

山菜にアイコなる愛称をもつ山菜があります。
名前は可愛らしいですがその実体は?
アイコとはミヤマイラクサのことです。
因みに他に愛称をもつものにヒデコ(シオデね)もありますよ。
ヨシコはありません。
 
 
イメージ 1
画像の奥に見えるのがニヲサクでっす!
 
タラノメやコシアブラ、ウドにワラビと山菜として有名なものが沢山ありますが
アイコにかなうものはほかにはないくらいの美味しさですぞ。
あ!一つあった。
ニヲサクが・・・・・・ただしこれは直ぐには食べられない。
アクが強すぎて塩蔵して夏を越し12月にならないと食べられないほど。
しかし芹が好きなたかにはたまらない美味しさ。
 
 
アイコは沢地や林内に、特に杉林下を好んで株立ちして生えています。
本州はミヤマイラクが多いようです。
根元は赤紫を帯びることが多く上部は緑色しています
葉は紫蘇に似ていますが茎が凄いんですよ茎が・・・・・
茎全体に棘を武装した植物ですぞ、しかもその棘にはヒスタミンを含み
皮膚に触れると非常に痛いのであった!
(Mな人は喜ぶかも!)
棘がガラス質ですので直ぐ皮膚に刺さります、体内に抗体が無いと
赤く腫れ上がり2,3日は痛痒く、3ヶ月は跡が残るほど。
抗体が出来れば素手でも採取出来るようになります。
何故こんなに恐ろしいのに「アイコ」と愛称がつくのか?
 
それは、非常に美味しいからです。
採取する時には皮手袋かゴム手袋で武装して採ります(笑)
ただ、土地柄によっては全く見向きもしないどころか邪魔者扱いされて
踏みつけられています(もったいなや)
棘は湯通しした瞬間に棘の中のヒスタミンが抜けますので後は
素手でも大丈夫。
葉と穂先を取ってから茎の皮を剥きポキポキと折ります。
茎はおひたしなど、アクが無くポリポリした食感です。
味噌汁ならジャガイモと一緒にお奨めですぞ。
あとは麺汁で煮切るまで煮詰めた佃煮もいけます。
採り過ぎた場合は塩蔵できますよ。