茨城の御前山にて暮らす。

気が向いたら適当に書き散らかしています。

こらえぇわい!

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って鋸のお話です。

現在木を伐るのに使っている鋸は尺2寸(36cm)なのと窓がないので大変なのであった。
そこでヤフオクで安くゲット!

中古品と新品(?)の2枚セットなのだ。
窓鋸 : 横挽きで早く挽く為に窓がありこの窓に木屑を溜め込んで掻き出します。
ガリメ : 通常の鋸ですね。

本日届いたのだが(家内が郵便局から持ってきた、文句を言いながら)
帰宅して荷物をみて驚いた!
何この馬鹿でかい荷物は?こりゃあまた厳重に梱包してあるわい。。。。。。。
開梱してみると包み紙のみ、あとはでかい木鞘・・・・全体で1m近い。
握り柄のまたでかいこと、握りきれない太さ・・・・

本体は?
2尺1寸幅6寸5分 の2抜き13窓の窓鋸だったのだ(爆)しかも重さ2KG・・・鋸ですぜ。
もう片方は通称ガリメ 尺7寸幅5寸 重さ1.7KG・・・・う~~~む!
こんなに大きかったのね・・・・出品者サイズ明記してなかったからなあ
尺5寸と思っていたわい!

家内
  「そんな大きいのどうするの?持ってくるのが重かったわよ。朝から馬鹿でかい荷物があると
   おもったら配達先は家だし・・・・」

これは那須塩原に飾っておくの!伝統工芸品だよ。目立ては会津でやってもらう。

家内
  「あ・そう   好きにすれば。私は前の鋸でいいわ、そんなの使えない」

別に手ごろな奴を買っといた(鉈と鋸の兼帯を見せる)

家内
  「またそんなの買ったの!」

まあまあ、良いじゃないの。。。。。。。
う~~~む、これで鉈も4つになってしまった、しかし越後の味方屋の白紙 7寸と
土佐の豊国の白紙1尺も欲しいのだが。
味方屋 絶品ですね切れ味において文句なし・・・・ただ高い!
    司作になると別物、コレクションですわ。
豊国初代 こちらも絶品ですね、甘切れを実感できます。2代目も良いけど初代ね!
鉈は白紙に限ります、青紙は駄目好かん!

2尺を越える窓鋸は現在生産していない、貴重品なのだ。
普通に手に入るサイズは尺5寸まで。
窓鋸が静かなブームだとか?(鋸鍛冶屋さんのお話)
薪ストーブユーザーからの引き合いが多いそうです。
因みに切れ味は・・・・5寸釘を打ち込んだ材を釘もろとも切断出来るそうです。
刃?何とも無いそうですよ。


とりあえず本日は錆落としから
窓鋸はそうでもないのだがガリメのほうは見事な錆錆錆・・・・
1000番砥石で研ぎだす、落ちる錆の量が・・・・

錆を落とすと銘が切ってある
窓鋸・・・・最上、中屋吉義?、ちょっと読みにくい、鏨で銘切りしてある・・安来鋼
ガリメ・・・会津、中屋重兵衛、見事に鏨で銘を切ってある、花押付きです・・・多分黄紙か?
とある
ガリメのほうは本目立てがされていないサラ状態、欠刃が一つあるのが残念。
目立ての楽しみが出来ました。

5代目中屋重兵衛 : 1909年生まれ
う~~んざっと50年くらい前のやつか?伝衛門さんに聞いてみようっと。