茨城の御前山にて暮らす。

気が向いたら適当に書き散らかしています。

プルイン!

那須塩原にて来客するはずの知人が来ない為電話してみると

「いやあ、チェンソーで怪我しちゃってさあ・・・左足甲をかなりやっちゃたよ!」

やっちゃったよって・・・あ~た樵でしょ!

キックバック? でも何故左足なの・・・・まさか! プルイン?

「良く解かったねえ・・・そうプルイン」

また珍しい事を、職業人らしくない・・・・

状況は

立木を伐採するのに木の右手からチェンソーを寝かせて斬っている時、普通なら
エンジン全開で斬るのに何故かハーフスロットルにしたそうな!
樹木も半分まで斬っていた為ガイドバーが挟まった!(チェンが止まった!)
と思った瞬間!チェンソーにグイっと引き込まれ(プルイン)驚いて手を離したら
チェンソーは反時計周りに回転してきて(トルク反動)左足の甲目掛けて襲撃された!

結構重症・・・62ccで3/8Pのチェンソーじゃあ無事には済まない
気をつけねば、切断時はスロットル全開!ですよ

キックバック : ノーズの水平から上側90度までの部分に固体を接触させると起きやすい
プルイン : ガイドバーの下側で切断時スロットルを開けないと起こりやすい
プッシュアウト : ガイドバーの上側で切断時スロットルを開けないと起こりやすい

* チェンはガイドバーのレール上をエンジンのスプロケットで回転させます
つまりバーの上をチェンが滑りながら移動している
(バー上部は押挽き、バー下部は引挽きです)
ガイドバーが止まっていてもチェンは動こうとするために、チェンソーは引きずりこまれます
あっ!と驚いて手を離してしまうと見事にチェンソー回転します

刃もフック気味でデプスを大きくしても発生しやすいです!
キックバックだけじゃあありませんよ!
回転する刃が剥き出しですから十分に気をつけないと・・・・