064と066の相違点
さて、今時064なんて古い機種を起こそうと考えている暇人は居ないかと思われますが。
でもね、古い機種ならではの使い勝手とゆうものが存在。
何よりも造りがシンプルゆえ好き勝手にいじくれる。
今時のチップ内蔵にはない粗々しさってものがある。
一応、一応ですね064を066に肢体方は以下をお読みください。
何にも考えず改造すると怒壺に嵌り挙句パーツが溢れまた起こそうとゆう思惑が発生しますので。
そう、手元にパーツがあるから逝けないんだな。
能書きはここまでとして、064のメーカーパーツ供給は終わっていますので。
兄弟機種の066/660のパーツを流用するしかない。
ここで注意点、064と066/660は兄弟機種にて兄弟機種にあらず、別物です。
合うパーツと合わないパーツが存在しとります。
そう、あのハスク61と272XPみたいなもん。
61と272XPはクランケースまでは同じですがシリンダー周りが全く違う、キャブレタは同じでもインマニとかスタッドボルトが違う。
国内で入手が難しいので中華帝国から参拝するしかないのだがやつら064/066/660ごったにして出しているので注意が必要。
必ず質問するか執拗に舐めるやうに画像を舐るべし。
パーツがあわなくても自己責任ですからね、クレームなど入れないように。
嫌われて日本まで投げつけるのをやめてしまいますので。
それでは交歓会の目録でも逝きましょうか。
クランクケース:
同じように見えて結構造りが違うんですよこれが。
以下ご覧あれ。
シリンダー:
ともにストロークは同じですが064のボアが52mmで85cc、066/660は54mmで91cc、ビッグボアは56mmで98ccです。
昔は064専用の54mm尻が存在していましたが近年見かけなくなったそうな。
昨年亜米利加で参拝したのが最後の尻みたい。
そして尻固形のスクリュですが064は5mmx20mmスクリュ。
066/660は6mmx25mmスクリュとトルク対策となっています。
シリンダースクリュの太さが違うのだが何故かピッチも違う、それでも何故か064に066/660にシリンダは搭載できるようになってはいる。
が、搭載するには5mmx25mmのスクリュが必要。
シリンダスカートの厚みがあるので20mmスクリュでは締め付けトルクが足りないから。
逆は不可能であることは明白ですよね。
当然ガスケットも違うのだが066/660のが流用できます。
クランクシャフト:
フライホイール側の太さが違うので066/660のフライホイールじゃないと取り付けできない。(066の前期型はシャフトの太さが同じですが天下時期が違いますよ)
オイルポンプ:
064はポンプ本体の吐出側からニップルが出ていてそこにホースを接続してクランクケースの吐出穴へ差し込むタイプ。
つまり、024/240/026/260など普通にスチールタイプ。
066/660はポンプ本体の吐出穴がそのままケース本体へ接続するタイプでホースは存在しない。
なので、064に066/660のポンプを取付ける場合接続するためのパーツを自作するのであった。幸いクランクケースに結構な隙間があるので・・・・・・・
ニップル部に真鍮パイプを曲げてエポキシ樹脂で接着、それからホース接続してケースへ接続するんだわ、面倒くせえ。
マフラー:
形状は全く同じなので使えるのだが・・・・・・
064が全部5mmスクリュ。
064/660は下が6mm、上が5mmです。
スチールのマグネシウムアロイは若干柔らかいのでトルクを掛けすぎると下側の穴が崩れやすいので新たに6mmでタップを切ったほうが賢明かも。
6mmタップでも余裕の巾とゆうか厚さがありますから。
ハンドガード:
064と066/660は見た目が同じでも実際は幅が違う。
064に066/660のハンドガードを憑ける場合は5mmナット1個余計に挟まないと阿寒。
逆は当然にして不可なのは明白ですよね。
さらに本体取付けのスクリュも5mm長いので違いますよ。
スタータ:
結構064のスタータの入手は困難を極める。
064に066/660のスタータはどうやっても盗り憑きません。
066/660のフライホイールは中心部のスタータラッチ受けの巾が5mmほど表に出ている。
それに合わせて066/660のスタータ全体が5mmほど表に出ている。
064のフライホイールだと当然5mm奥まっていることになるのでラッチ受けに066/660のスタータラッチは5mm足りないのでラッチが届かないんだわ。
よってスタータは空回り・・・・・・・
フライホイールを換えるにはクランクシャフトを換えないと阿寒、怒壺でしょ。
他はほとんどのパーツがあいますので。
キャブレタ周りは燃料タンクが後期型しか出回っていないのでこちらをお勧めします。
後期型のパーツは中華製品でも結構加工精度が高いのが多いかも。
ただし、エアフィルタは2種類あり高さが若干違うので高いフィルタは合いません。
中華キャブレタは不良品が多いのとダイヤフラムのメタリングが純正は引っ掛けタイプの強制駆動に対して普通にオンマウントなので吹け上りが微妙に違う。