茨城の御前山にて暮らす。

気が向いたら適当に書き散らかしています。

危険から・・・・

危険から身を避ける
さて、何のことでしょうか?
縁起をかつぐ訳ではないですがやっぱりこれが無いと所有する喜びがありません。
しかも、形にはこだわりたい。
適当に付けられると作者の意気込みが・・・・・

と言うわけでクイズで~~~す。
危険から身を避ける・・・・・何のこと?

危険から
    身を
      避ける
         です。

ミを ヨける → 3を 4けるですね。
ここまで解読すればお判りでしょう、洋物にはありませんね。
 












正解は

斧や鉞についている溝(樋)でした。
危険や災いから身(3)を避(4)けると言う意味合いと
7つの神を現していると言われています。
鍛治職人が仕上げ前に鏨を斬って彫るんですが汎用品は只鏨を上から叩いたのみ
掻き通すことなく途中で溝が止まっているのも有る・・・・これじゃあねえ、雰囲気ないわ
綺麗に掻き通した溝は日本刀の樋みたいに綺麗な造形美を見せる
適当に付けられた商品は購買意欲がなくなります、鋼の材質が何であれ
製造した職人の心意気が解ってしまうので・・・・・・

もちろん洋物には一切ありません、只機能美を謳うだけです。
なにか物足りないんですよねぇ、しかも洋物はマッチョな外人サン用の設計ですので
使い勝手が悪い。
もちろんこれは販売している全部の斧に対しての評価ではありません、中には素晴らしいのも
あります。
でもこの樋にこだわりたい・・・・・

使い勝手?
そう和式斧は元々厚みが薄いので木に対する食い込みが良すぎます
(本来ハツリや伐採が目的ですので)
それで木に喰われてクサビのお世話になってしまいます。
確かに、でも本当にそうですか?
木の目を読んで割っていますか?
強引に斧を入れても反発を喰らって割れないだけですよ。

う~~~む、でも確かに薪割りは難しいわな!

それにしてもヘルコなんぞ買って失敗した・・・・・・グレンスにしておけば・・・・
余りにもバランスが悪すぎる、ハンマーに斧が付いた感じです。
確かに太さ50cmクラスの薪も割れますがね、所有する満足感が感じられない。
安養寺で700匁注文したほうがよかったか?
特打ち注文で700匁(約2.6Kg)だと6マンくらいするだろうな?
おいそれと買えんわな、チェンソーより高いもん!(爆)
高いって?それが安養寺の特打ちってもんです。
でも鋸と斧で伐倒すると楽しいですよ、チェンソーより数倍楽しい。
鋸は尺5寸~2尺の窓鋸、斧は信州根切型、クサビは樫かアオダモで手作り品。