茨城の御前山にて暮らす。

気が向いたら適当に書き散らかしています。

気落ちしましたねぇ・・・

ハスク42
どうみてもシリンダーの形状が違う・・・・
別の242と比較して掃気ポートの外側の膨らみが242と違うのだ。
シリンダ取付けのキャップスクリューのキャブレタ側の高さ位置も違う。
(これって42じゃねえのか?)疑問が湧いてくる・・・・

では、マフラーを外して・・・・
5mmのボルトが固着しているのでボルトを折らぬよう回す。

マフラーを外して・・・
2分割出来ない(加工出来ませんわ)
ガスケットが無い(雲母製なのでバラバラになったか?)それでシリンダが汚れていたのか。
ガスケットは以前製作した銅板製を取付ける。
排気ポートにはカーボンがタンマリ堆積していた(後で掃除ね!)。

ピストンを見ると・・・・
ん~~~~242特有の芸術的な、崇高さを持った輝きが無い!
242のピストンは芸術的な輝きを持っているのにこのピストンはくすんでいる。

掃気ポートを見てみると・・・・
4流掃気、ってことは42のシリンダ!(242はクローズドポートで2流掃気です)




早速USのサイトで検索
そこには・・・・・1995年あたりまではデコンプレッションバルブが付いていなかった。
日本でも1992年あたりまでデコンプレッションバルブ無しを販売していたのかも。
それとも平行輸入ものか?(まさかこんな時代に?)
ハスクは圧縮率が高いのでスターターを引く時に力が要ります、そこで日本仕様にはデコンプ付きの
シリンダーに変更したのかもね。
シリアルで確認してみましょうかねぇ・・・・

とりあえず組上げて混合燃料を入れてスターターを引いてみる。
????コンプレッションが以外に重い・・・・
スターターロープも寿命なので持つか?
スターターを引くこと10数回、ブルンと初爆が・・・・
チョークを戻してさらに引く・・・・タンタンタンとエンジン始動!
が、吹けない・・・・ダイヤフラムがやはり駄目でしたね。
しかも燃料が何処からか漏れてくる・・・ちょっとこれは危険だわい!

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キャブレタからではなくどうも燃料ホースかららしい・・・・・
(まず、キャブレタから漏れる事はありませんが)
でもホースは新しいのがついているし・・・・・まてよ!
このタイプはグロメット付きだ!
新しいホースは後期型のホースだ、タンク内にグロメット換わりに太いホースが付いている・・・
もしかしてこの太いホースに細いホースを入れるときに傷をつけたか?
漏れてくる場所もその辺りだし・・・ただ暗くてよく見えない。
ドライバーで抉ってみると1個所どうもオカシイ、よくよく見るとデカイ傷!
これじゃあガソリン漏れるわさ。
ホースどうしましょうかねぇ、新しいのでひっくり返して切れたところを真鍮パイプで接続するかぁ。
ホース交換本体とハンドルを分離しないと面倒くさいんだよなぁ。
多分手を抜いてやったからこうなったんでしょうが・・・・・
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さあ、今夜はダイヤフラム交換作業だな、ついでにシリンダシュラウドのネジもキャップスクリュー
を加工して、ネジ穴もタップの切りなおしをしてと・・・・
シリンダシュラウドはチャコールグレー・・・此方も汚れをおとして。
修理する楽しみが増えました!(爆)
ガイドバーは13インチ+21LP-56Eをセットしました。
クラッチが寿命、スパーも寿命ですが・・・・
此処まで磨耗しているクラッチ見たことが無い、間もなくバラバラになりそう!
ドラムとの隙間が5mmある、ドラムは何度か交換している模様。
(スパー式はドラム一体式ですので)

42だとポート加工してもワクワクするような廻りがしないからなあ・・・・
(掃気ポートを加工しにくいんです)
242のシリンダが欲しかった!
まあ、それでも他の機種に比べてハイチューンエンジンですが。
ノーマルでも14500rpmまで廻りますし。

土曜日には分解清掃して組上げて日曜日に試運転だ!