茨城の御前山にて暮らす。

気が向いたら適当に書き散らかしています。

06.May.2016(金)プルナスさんとの別れ・・・・・・・

眠いものだ。








酸素吸入後は呼吸が和らいだのか大人しくなったプルナスさん。

それからは落着いて大人しく寝入っていた。

うむ、効果は絶大なものだね。

酸素700ℓボンベ3本もあると使いたい放題だよ。

呼吸が落ち着いて食欲もでたのか寝る前に緩い流動食を100cc飲まれた。




















しかし、










刻は午後11時頃であったか、、、、、、、、、



突然プルナスさんの呼吸が乱れる。



粗い、粗すぎる呼吸、、、、、、、、、、、、、
鬼のような形相で、動かない動かせない前足で辺りを引っ掻き回す。
苦しさでのたうちまわりたいが体が動かない状態。
ちょと、阿寒なこれ。
酸素を吸入させる、限度のレベル2。
これ以上出すと逆に苦しがるから。

30分の酸素吸入で穏やかな呼吸となる。


抱っこして!
何だよ急に。

抱っこしてなんだわん。
抱っこって・・・・・・・・その体では無理だろ。
半身抱っこだと肺に負担がかかりすぎだろ。

それでも良いんだわん。

あたしの願いなんだわん。
抱っこしてなんだわん。






・・・・・・・・・・・・そうか、
普通には抱っこ出来ないので内股に入れてやる。
倒れないように左右をサポート。
肺に負担が掛からぬようにバスタオルで段差を無くしてと。
ほれ、これでどうじゃ!
久しぶりの抱っこなんだわん。

ありがとうなんだわん。

嬉しいんだわん!

しばしこの体制にて・・・・・・・・・・・・・・




が、こっちも眠いのであった。

連日のプルナスさんの介護で寝不足、、、、、、、、

眠い!

ソファに寄りかかっていたがこれでは眠れない。

少し体制を変えねば、、、、、、、、、
内股に寝そべさせたまま体を斜めにしてソファから外れる。
プルナスさんの頭は腿に乗せさせと、これで横になる。
これでお互い楽に眠れるわい。
これで寝る。






刻は午前2時。

さて、病院へ行ってプルナスさんの排尿をせねば。

今行っておけば最悪6日の夜までは大丈夫だ。
熟睡していたプルナスさんをそのまま寝させておいて、、、、、、
夜間救急病院に電話して予約を取る。
「只今1組だけです、他に予約は入っていませんので早めの来院を。」
ほんじゃ行ってみっか。







よ、こらしょ!と気合を入れたつもりだが・・・・・・・
へ、軽い!
おそろしく軽い。
プルナスさん軽い、軽すぎる。


しかも、骨格には一切力が入ってはおらん。
抱き上げた瞬間両手両足はだらぁ~~~ん!と下がったまま。
まるで蛸だぞおい、大丈夫か?
神経が通じていないかのようだ?


・・・・・・・・こりゃあ24kgくらいだな。
昨日あんだけ飲んで喰ってこの重さなのかよ。

支度をして自宅を出たのが午前2時と20分。
財務省も連日の介護で疲れているだろうからひとりで病院まで行く。


とうちゃん、気をつけて行ってきてね。
おいらは留守番をしているからね、気をつけて!!

スバルが心配そうに見送ってくれた。

こんなことってあるのかよ!
道中、何故か信号の殆どが青で通過出来た。
梅田橋のみ信号待ち、あとは病院到着まで止まらず。
こんなことってあるもんだな。

病院も来院者が誰も居なかった。

早々に診察室に呼ばれて・・・・・・・
「体重は、、、、、、、24.65kgですね。では今からカテーテルにて排尿しますので待合室にてお待ち下さい。」
体重が24.65kg?
尿1ℓと仮定して23.65kgかよ、
昨夜が25.85kgで2.5ℓの排尿をしたから23.35kgと激減して驚いたが。
で、今が24.65kgから1ℓの排尿をしたら23.65か、、、、、、、、
喰った分だけの体重増加だ。
「お待ちどうさまでした、排尿も済みましたので幾分楽になったはずですよ。」
体調は排尿したら落ち着いたわ、やれやれ一安心。

でも、これ毎日やんのかよ!!
何とかならんもんかと思っていたら、、、、、、
カテーテル縫い付けが出来ますのであとはパンツ対応にすれば体の負担も軽減されますし金銭的負担も軽くなりますよ。
だよね、毎日は来れない。
カテーテル縫い付けでも、それのほうが楽だわい。
自宅に帰宅したのが午前3時と10分であったか。
プルナスさんを寝床に寝かせ車を格納し留守番役のスバルに褒美をしてと、、、、、、、、
とうちゃんお帰りなものだね、何の異常も認めずってとこだね。

寝た。

少しでも寝たい。

プルナスさん、爆睡しとるわ。

これで安心して寝られるよ、お休み。
















もう、6時よ起きて。
財務省に起こされる。

















プルナスさんの呼吸が尋常じゃない。
いつものハァハァなんてもんじゃない、腹式呼吸どころか体全体を使っての激しい呼吸だ。

ヤバイ!
これは、、、、、、ただ事じゃないぞ。

舌の色が白い、チアノーゼだ!!
苦しそうにあえぐプルナスさん、今酸素吸入させてやっからな。
唇も白い、、、、、、、貧血状態だ!
耳の体温が無い、冷たい!
背中の皮膚を引っ張って放す、速攻で張りは戻る。
脱水症状ではないな。
速攻で酸素を吸入させる、もちろん強めに。

水は?

もう飲まなかった。

いや、飲まなかったではなくて飲むことが出来なかった。
蛸のような体、、、、、、、そう、神経がやられていたからだ。
もう、自律神経しか動かないかのようだった。
自律神経しか・・・・・
呼吸も、心臓もやがて止まるってことだ。
何時止まる?
何時停止する??
それは解らないが間もなく訪れることは確実だ。


別れが近い、、、、、、、、

もうそこまでお迎えが来ている。

義兄のオムツ交換が終わった財務省を呼ぶ。

酸素をレベル2にまで上げる。

幾分、ほんのちょっと呼吸が和らぐも相変わらずの激しい呼吸。
カッと目を見開きて鬼気迫る顔で抱っこをせがむ。
だ、抱っこして・・・・・・・・
お願い、、、、抱っこしてなんだわん。


今、抱っこしたら駄目だろうが!






お終いだぞ!!




それでもいいのか?
良いんだわん、、、、、
抱っこしてよ。

執拗に抱っこをせがむ。


そうか、、、、、、、、、

死期を悟ったか・・・・・・・


ほれ、どうだ。
ありがとうなんだわん。
頭をあげて見つめてきた。
先ほどの鬼気迫る顔が柔和な顔になっていた。
もう、瞳には輝きなど無かった。
目にゴミが憑いていても涙で流れてはいなかった。

末期の水だぞ、飲むか。
もう自力で飲むことは出来なかったので数滴で唇を湿らせる。





刻は午前6時半。

相変わらず体を波打たせての激しくも乱れた呼吸だった。
酸素を限界でがんがん流す、、、、、、
メーターの下がりが顕著だ。


もう、別れがそこまで迫ってきている。


ただ、何時息を引き取るのかはわからん。


ただ、ただ看取る時間が欲しい、、、、、、、、、、


最後を看取ってやりたいが時間が・・・・・・・・・・・






えぇい、時間が何だってんだよ。


こっちも覚悟を決めたろうじゃないか!!
お前の最後を看取ってやるぞ。



抱っこされて安堵したプルナスさん。

目の焦点は定まったまま動かず。
瞳の輝きが無い!
激しすぎる呼吸、、、、、、、
ハァハァゼェゼェ出していた舌が、、、、、
舌が出たまま突然動かなくなった。

そして、突然前足を大きく伸ばしのぞける・・・・・・・・

ビクン!と痙攣した。
さよならなんだわん・・・・・・・

ありがとうなんだわん・・・・・・

プルナス!
ぷるちゃ~~~~ん!!

もう、声を出す力もなく、、、、、、

掛け声に堪えるかのように反応するも・・・・・・

力尽きた。

心臓マッサージをしたがもう動くことは無かった。






4月19日に内臓癌にて余命1ヶ月の宣告を受けてまだ16日。

プルナスさん14歳と1ヶ月と16日
イメージ 1

今年に入ってから幾多の思い出を残し・・・・・・・・・・・・

午前6時と45分。
 
我が手に抱かれて永眠。

Vitis,(Mシュナウザー♂)

Mars,(Mシュナウザー♀)

Kellia,(G.ポインター♀)

Bob,(ダルメシアン♂)

の待つ虹の橋のたもとに向けて旅立っていった。



ここ数日バタバタしていてコメントを受けてリコメも出来ず、、、、、、、、

幾多の激励にて勇気を頂きました。

ここに厚く御礼を申し上げます。

ありがとうございました。