茨城の御前山にて暮らす。

気が向いたら適当に書き散らかしています。

12月2日

朝いつものごとく起きる。
 
 
 
 
 
           !
 
 
 
 
足元に寝ていたぶうごんの感触が無い.
 
・・・・・・・・・・・そうだよね、昨日亡くなったんだっけ。
 
ここ半年添い寝させていたからね。
 
分離不安症で夜を ひとりぼっちにするとヒャンヒャンうるさかったから添い寝させていた。
いつもぶうごんの温もりが、ぶうごんが生きていることを実感させてくれた。
夜中にヒャヲンヒャヲン!こちらが眠れないくらい鳴くことで生きていることを実感させてくれていた。
それが・・・・・今はもう、、、、、、確かめる術もない。
寂しいねぇ、、、、、侘しくもある。
ぶうごんの存在感がいかに大きかったのかを今更に実感する。
寂しいねぇ、寂しいもんだよ。
 
 
 
 
 
ぶうごんはもういないけど今日も一日が始まる。
 
 
朝の介護する楽しみの30分の時間さえも持て余す。
いつもなら階下に下ろす前に排便チェック、していれば拾うが排便してなければ階下の寝床Dにてオムツ替えてシーツ交換して排便させてから朝ごはんを喰わせる時間が余ってしまったね。ぷるごんが散歩に出る姿を羨ましく見つめる眼差しが痛かった、体が不自由になっても散歩だけは行きたかったんで抱っこして近所の散策はしていたが重たかったからね。そうそう毎日は出せなかった。
でもそれすら出来なくなったね、淋しいね。
うん、侘しいね。
別に介護するのは苦じゃなかった楽しいもんだよ。
ぶうごんの世話を出来ることが楽しかった。
彼はすべてを預けていてくれたからね。財務省への甘えと私への甘える表情は全然違っていた。帰宅するとそれはもう嬉しくて嬉しくて嬉しがっていた。一切逆らわずされるがままにオムツ交換できて御萩も拝領していたことが懐かしい。。。。。。。。。
少なからず毎日の楽しみだったのに。
それも出来なくなってしまったね。
 
 
おとうちゃん、散歩だワン!
お!そうであったな。散歩行くか。
表は霜がびっしりと降りているのに暖かい・・・・・・
風が無いからだな、公園まで歩いて帰ってくる。
途中おばあちゃんに会う。
ボブ君の具合はどうですか?
・・・・・・・・・・・・・昨日逢ったでしょ、あれから、、、、、、
午前9時45分に亡くなりました。
 
えぇ!亡くなった。ほんまでっか!!
亡くなった。。。。。。
 
なんでですの?昨日元気やったん?
なんでですの?昨日元気やったん?
なんでぇ~~~~~ウゥゥゥ!!
顔を歪めて泣き出すお婆ちゃん。
ぶうごんだけが生甲斐だと言っていたっけ。
近所には他に友達がいなくてぶうごんだけが友達だって言ってたっけ。
むごいけど知らせてあげなくちゃ。
むごいけど、、、、肩をしょげて帰るお婆ちゃんを見送る。
・・・・・・・・・・・つらいよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
出社して12月である、11月の仕事をせねばならない。
売上ならびに見込み営業利益報告書を出す。あとは請求書を発行するために元帳確認だね。
 
11時半で一旦自宅に帰る。
火葬屋さんと12時半から待ち合わせだ。
すでにリビングの寝床Dはすっかり片付けされていた。
毛布類は全部捨てるわよ、まだ沢山あるから捨てるわよ。
オムツ・パンツ、シーツは人間用だからとって置くけど。
尻尾穴開いているけど良いのか?
毛布類はぶうごんの匂いよりもちぃ~~こ臭が染み込んでいるんだが・・・・・
嗅ぐ趣味もないしね、洗濯して使うまでもない。
漏水防水マットも3枚、完全に寝込むようになってから買いこんできた。
いかにぶうごんの介護品が数多くあったのか。
ま、ぶうごんは来た時から元気な時でも膀胱2時間しか持たなかったからね。
ドライブ中常にトイレを確保するのが大変だった。那須に行くときも何故か佐野SAが近づくと、父ちゃんトイレェ~~行きたい!って騒いでいたもんな。それまで寝ていても何故か佐野SAまで来ると起きてトイレ催促していたっけ。
我慢しきれず車内に放水したこともあったっけ。
そのころから膀胱が駄目だったんだね。
 
いまとなっちゃ懐かしい話だよ。。。。。。
 
自由奔放って言葉が似合う楽しいやつだったね。
 
やんちゃを通り越して悪餓鬼そのものだったよ。
 
いまとなっちゃ懐かしい話だね。
 
 
 
 
さて、棺の見送りだが・・・・・・・・
私だけで見送るの?お昼に帰ってきて一緒に見送りましょうよ。
財務省が言い出した、そうだよな最後も見送ってやらんとな。
ぶうごんが亡くなったのが土曜日なら日曜日に那須で土葬出来たんだが。
焼かれるよりも土葬にしたかったね。
火葬屋さん打ち合わせの時間通りに到着。
H17年12月のご利用以来またのご利用ありがとうございます。
覚えていてくれたらしい。
到着して早々に契約書作成だね。
個別火葬、遺骨返しで契約書作成、現金払いで¥39000.
んん、ちょっと値上がりしたんじゃねえのか?
遺骨の届けは午後4時半。
財務省がいるんで大丈夫であろうて。
 
ぷる、ぷるや!
 
お父ちゃんなぁに?
ほれ、こっちに来い。
 
 
 
 
何よ?・・・・・・
ぶうごんと最後の別れせんか。。。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
い、嫌よぉ、、、、、、あたしは嫌よぉ。。。。。。。
こっちに来い。怖くないぞ、抱っこしてあげるから。
ぶうごんに最後の別れをせんか!
 
 
最後に、ご希望者様のみクリックしてください。
納棺されて眠るぶうごんです。
吐瀉物が出ないように詰め物されていますので口が少々開いて見苦しいですが・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・ぶう、さよなら。。。。。。。
最後に手を合わせて箱を閉じる。
 
 
ぶうごん、成仏してな。
 
 
 
 
 
 
出棺時に、
 
おとうちゃんあたしもぶうを見送りたいワン!
玄関にて財務省ともども見送る。
 
 
 
火葬屋さんの車に載せて、、、、、重い!
んあ、死んでこんなに重くなるのかよ!重い、底が抜けるんじゃねえのか!
ぶうごんの棺を載せて走り去る車を見送る、、、、、、、、、
 ぶうごんの火葬代
自宅まで引き取り、火葬場立会いなし、遺骨返還。
サイズは~30kg迄
 
火葬料は¥39000
人間と同じ骨壺で午後4時半に帰ってきた。
仏壇には大きすぎて乗せられないんで床の間に鎮座だね、
水と缶詰だけどご飯を添える、大好きだったミカンとグレープフルーツのヒネ物と新物も添える。
線香は12時間持つ巻き線香を点す。
 
ありがとうな、ぶうごん、、、、、安らかにな。
また何処かで逢おうな。
 
 
 
 
 
合言葉は
 
   倶 会 一 処 
 
 
 
 
 だぞ、忘れるなよ。