茨城の御前山にて暮らす。

気が向いたら適当に書き散らかしています。

アサリの続き・・・・・・・

始めに・・・・・・
これは専用工具を本来の使用目的から逸脱した行為です。
真似をする方はいないと思いますが、真似をして破損事故等起こしても当方は一切の責任を負いかねます。
あくまでも自己責任で、あくまでも自己責任です。
 
先日参拝したアサリ割り。
材質はSK材と思われる。
焼入れ加工前にですねプレスにて型抜きしてあるけんど、SK(鋼材)ですよ。
こんなぶ厚いのを打ち抜くには相当な圧をかけないと抜けないよ。
さすが津村鋼業。
 
しかし、これは草刈機の笹刃のアサリ割りにつかうもの。これを鋸用に使うためにはいくつかのカスタマイズを必要とします。
まこれで鋸のアサリ出しをしようと考える方もいないでしょうし。
最初はアサリのストッパーが貫通していないので加工しようと考えた。
が、本体の厚みが7mmもある。鋸の刃で此処まで巾広ってのはめったに無い。
そこで、ストッパの加工は止めた、本体の厚みを斜めに4mmまで削ることにより刃の差込と曲げを容易にしたのであった。
 
イメージ 1
ただこの加工により一方の曲げしか出来なくなったので鋸の手元と先をひっくり返して使うようになった。
 
イメージ 3
こいふに奥まで差し込まず・・・・・途中でアサリを出す。
 
これらの加工によりアサリ出しが楽になりました。専用のハンマで叩かなくても容易にアサリ割りできるしストッパが付いているのでアサリが綺麗に並ぶ。
こりゃ便利だわ。
 
イメージ 2
かなりアサリが入ったのが分かります?
結構なアサリですよこれ。
 
窓鋸1尺8寸の長五郎銘と窓鋸2尺の?銘とガリメ1尺8寸中屋?があるので目立ておよびアサリ割りだな。
ガリメは刃を馴らして(潰して)新しく刃を立てる。
前回刃立てしてアサリ出しに失敗して刃を欠いてしまった。鋼は黄紙3号、ちょっと硬めの鋼なので脆い、最初からやるのであった。
時間掛かるけどソーチェン磨ぐよりは楽、切削角度以外はすべて直線磨ぎだもんね。