茨城の御前山にて暮らす。

気が向いたら適当に書き散らかしています。

マイクロ・カテーテル術①

1/9に入院してすでに2週間が過ぎた。
最初の1週間は穴倉なみに暗くされて、、、、、、、
2週間めからようやくそれなりの明るさの照明な部屋になった。
血圧をコントロールしてある一定値以上上がらないようにするためらしい。
この2週間で3DCTMRI、MRA、その他すべての検査と準備を終えあとは手術
だけになった。暇つぶしに心臓の検査もやっていただいた。
しかし手術の前には大事なことが・・・・・そう、テストであった。
そのテストは1月26日午後、マイクロ・カテーテル術でのテストの日を迎えました。
(この時点ではまだ手術だと思い込んでいたのであった!)
午後2番目ですので朝食を済ませたら点滴に入るのよ、しかしMRSEに左手の血管を殆どやられ点滴に使えるのは右手のみ。
左手、MRSEの為血管がカチカチ!点滴跡も化膿して瘡蓋が出来ていた。
何とか邪魔にならん場所に点滴針を打ち点滴開始!
ほんで、午前中に看護師長に剃毛の儀式を受け、見事なほど綺麗さっぱり剃りあげられた、、、、寒いくらいじゃ(爆)
雑誌を読んで時間をつぶしていると本日担当看護師の小姐ちゃんが
今日テストですよね、T字帯はまだ穿き替えていませんよね?
出発前に穿き替えればいいんじゃないの。
もう時間ですので持ってきますね。
パンツからT字帯つまり褌に穿き替えて準備OKay!これは以前に経験済み
仰向けでやるから後ろから前に持ってきて臍下で紐を結ぶ。。。。桶よ桶。
が、しかし小姐ちゃん、
ちょっと待って、これだとT字帯の向きが・・・・・・
今から直しますね。
直しますって?手術(テスト)うつ伏せでやんのか?
普通仰向けでやるんじゃないの?
小姐ちゃん、勝手に褌剥ぎ取って・・・・うわぁ襲われる!
普通、後ろから股下をくぐって前に持ってきて臍下で紐を結わえるのに、
前から陰部を被せて股下を通し後ろで結わえるのよ。
え~~~本当か??
されるがままに・・・・・何か妙なポーズでブリッジしたまま堪えているのも・・・・
足が痛いがな!
 
こんなドタバタをやっとったら時間である。
看護師長みずからベッドを操り手術しつへと向かう。 
新館の人ごみの中をベッドを巧みに操りエレベーターを乗り継ぎ手術室到着、(ベッドって意外と動き良いのね、感心しました)
前の番手のかたが手術終了したようである。
さてその手術室・・・・・・・・ 
手術室とは到底思えないほどガランドウな倉庫・・・・
としか思えない所に設置してある巨大なマシーン。
それこそがカテーテル手術をする為の機械であった。
その機械に設置された手術台に乗せられて固定されて局所麻酔を打たれ、
麻酔が効いてきたらイソジン?をペタペタ塗られ(冷たいがな!)
大腿部の血管にカテーテルを入れられ準備完了。
そのカテーテルにマイクロカテーテルを入れて行き・・・・・
「アーティス・ジーゴ」なるマシーンで同時に画像処理しながらマイクロカテーテルの行き先を確認して進む。
・・・・・後頭部下の椎骨動脈を通っていくのが認識出来る!なんか気持ち悪い。
 
マイクロ・カテーテルが脳内に到達したぞよ。
 
 
 
 
 
 
ここからが本番なのであるが、コイル処置をするために慎重に位置確認して
2本ある椎骨動脈のうち解離した動脈を塞 栓させるにあたってどのような影響が出るのか?血流は十分か?のバルーン・テストです。
椎骨動脈は椎骨に沿って上がってきて湾曲して離れ、硬膜・くも膜を貫いたのち
脳底に入る前に合一し、脳底で分流してやがて頚動脈から来た2本の血管と
脳底で大きな輪を創ります(ウィリスの動脈輪)ので血量は足りるんですがね。
しかし、ここで問題が。
椎骨動脈は同じ太さではありませんどちらかが太く片方は細いのです。
ワタクシの場合右が太く左は細いのであった。
右が5mmなら左は3mmくらいだとか、当然流れる血量が違う、いや違いすぎる。これを止血させるので・・・・・・・
 
 
 
 
 
「はい、じゃあいきますからね」
 
 
ヒュ~~~ン、、、、、、
 
どっかぁ~~ん!
いきなり、後頭部にバットで殴られたような衝撃が!!
瞬間、呼吸が止まる!メンタマが飛び出すかのごとく
・・・・・・・苦しいのである。
 
うげぇっ、、、、、、、、痛ぇ!!!!
血流止まるとこんなに痛いものなのか?
とにかく痛い、痛すぎである!!
頭完全に固定されているんで・・・・
歯を喰いしばるしか手は無い・・・・
流れる脂汗・・・・・・・ 
 
ウィ~~~ン、ヒュ~ン!
(造影処理作業で脳内が一気に加熱されるのよ、、、、熱いんだわ)
うぎゃ~~~~、うげぇっ、、、、、、、
(当然ながら無茶苦茶気持ち悪くなる)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「はい、次いきますからね」
どっかぁ~~んとさらなる衝撃来襲・・・・・・
頭痛い!うぎゃ~~~~、
うげぇっ、、、、、、、
頭がぁ、、痛杉だぁ!、、、、、、 
ヒュ~~~ン、、、、、、
ウィ~~~ン、ヒュ~ン!
うげぇっ、、、、、、、、
なにくそぉ~~~
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「はい、次いきますからね」
どっかぁ~~んとさらなる衝撃来襲・・・・・・
頭痛い!うぎゃ~~~~、
うげぇっ、、、、、、、
頭がぁ、、痛杉だぁ!、、、、、、 
ヒュ~~~ン、、、、、、
ウィ~~~ン、ヒュ~ン!
うげぇっ、、、、、、、、
なにくそぉ~~~
 
 
 
脂汗が滝のように流れる!!
 
へっ、もう限界よ限界。脳味噌がぁ・・・・
痛いとか苦しいを通り過ぎて
限界に来たがね、限界だぁよ。
 
   
もう、歯を喰いしばる気力なんて残っておらん!
・・・・・・気失ったフリしよ。
 
○○さん?○○さん?大丈夫?聞こえる?大丈夫??
 
  ○○さん?○○さん?大丈夫?聞こえる?大丈夫??
 
    ○○さん?○○さん?大丈夫?聞こえる?大丈夫??
 
盛んにやかましいくらい名前を呼ばれ、、、、
 
まったく、気失ったフリも出来ないわ。
はい、今日はこれで終了ね。
上手くいきましたよ、特に問題はありません。血管塞栓しても血量に問題無いです。
来週手術ですから。。。。。。。
 
 
 
へ、
来週もう一回あんんの?
まじぃ?
もう、体持たないよ?
帰りたい!
痛いんだもん!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
都合2時間の手術テストでした・・・・・・・・・・
 
「お帰りなさい、今夜の担当の○○○です、よろしくお願いします。
手術は○○さんだけね、ゆっくり休んでね。その前にごはんね。」
おぉ、出発前の小姐ちゃんから別な看護師さんに担当が替わっておった!
 
午後2人目の手術であったのがミソ、1人目は13時半開始で15時半頃終了。
 
2人目は16時開始で18時終了予定。
 
18時に戻ってきてから3時間は右股関節と右足を曲げたり出来ないのよ。
 
すかも!19時には晩ごはんなのね、、、、、、
 
真横にも動けず、起き上がれず、どうやって飯喰えっちゅうの?
 
食っておかんと後々体力消耗するしぃ、、、、、、、、
 
う~~~む、ここは看護師さんにスプーンで喰わしてもらうしか?
 
その後は看護師数名にて寝返りをさせてもらわんと動けない。
 
これが晩ご飯除いてすべて2時間ずれるので夜ゆったりねれるか?うなるか?
の差につながっていくのよ。
3時間後にカテーテル入れた場所の処置した部材は取ってもらえるが寝返りが・・・
って寝返りはほとんどしないか!
それよりも飯である。何故に点滴じゃないのか?何故に普通のごはんなのよ?
 
ごはん、起き上がれないからお箸は無理よね。ちょっと待ってねスプーンを持って来ますね。
 
はい、あ~~んして、、、、、もぐもぐ。
 
はい、あ~~~んして、、、、、もぐもぐ。
 
味噌汁はストローがいいかしら?  チュルチュル、ゴクゴク・・・・
 
はい、あ~~~んして、、、、もぐもぐ。
 
んまんま。。。。