茨城の御前山にて暮らす。

気が向いたら適当に書き散らかしています。

入院なのよ。

病院に収容されて一晩が経った。
夕べは担当医と看護師さんがせわしく動いて話しあっているのが聞こえて・・・・・
 
意識が戻ったら体はコードとチューブでごちゃごちゃしていた。
何じゃこのコード類は?
鼻にはチューブはいっとるし両手に点滴?
チ○コにもカテーテルが。
両手に縛りもはいっているわい。。。。。SMプレイか?
 
 
あら、☆☆さん意識が戻った!!戻ったのね!!
良かったわねえ、、、、、、、
とりあえず最初のヤマは越えたみたいね。
 
看護師さんが傍らで嬉しそうに呟いた。
 
 
 
そうか、、、、、、、、、、また現世に戻ってきたのか
 
昨夜は久しぶりに三途の川まで散歩にいってきました。三途の川に行くのは30数年ぶり、今回は何故か叔母の旦那がいまして・・・・・・
色々と話をしていました、、、、
「おらはもうお迎えが来たから此処にやって来た、お前はまだやることがあんべから戻れ。なぁ、向こうでオンチャが待っているでな。皆によろしくな・・・・・・・」
そのようなことを話していたような記憶が・・・・
叔母の旦那1月9日に心筋梗塞で倒れそのままなくなったそうでして、、、、、、たまたま三途の川で一緒だったみたい。実家では葬式参列のため実父の葬儀時に此方も香典いただいていたのでお返しの参列に此方も参列するように連絡入れても繋がらなくて大騒ぎだったそうで。だってこっちも入院だがね!
 
ひとまず、命は助かった様子、だって三途の川渡らんかったもん。
 
 
 
 
 
 
 
 
おはようございます、☆☆様専属担当の○○○○です、よろしくお願いします。
 
 
 
 
看護師さんがありったけの笑顔で微笑む。
細い目なのにそんなに笑顔で微笑んだら見えないんじゃないの?
それよりも専属担当???なんじゃそりゃ???
見ればベッドに患者名と担当医名と担当看護師名が入った名札が入っておった。
おはようございます、しばらくお世話になります、よろしくお願いします。
夕べは大変だったみたいですよ、☆☆さん意識がなくて心肺も・・・・・・
でも、もう大丈夫、あ、いや、手術が終わるまでは大丈夫だなんて言えませんね。
無事退院できるように頑張りましょうね、よろしくおねがいします。
 じゃあ、今日の予定はですね。。。。。
はじめにはだかじゃまずいから、、、、自宅から寝具もってきていないでしょ。
病院のガウンが良いかしら?それともパジャマ? 
?、気が付けば一糸纏わぬじゃねえやパンツ1丁であった。
(全部脱がされたんね、服は何処だぁ?)
う~~ん、パジャマでお願いします。
その前にこの縛り付けられた両手解いて下さい。
あら、御免なさいね、こうしておかないと無意識に暴れて機器のコード類を外してしまう方が多いので縛るんですよ。今解きますね。
パジャマのサイズは? L じゃあ小さいわね、LL にしましょうか?それにしてもすごい体しているのね、スポーツは何を?
 
え!何もやっていないよ、これ生まれつき。
嘘でしょ、生まれつきでこんな肩幅になるの?太ももだって何cmあるのよ?
 
え~~と、確か60cmだったかな。
え~~私のウェストとそう変わらないじゃない。
 
話のもってきかたが巧い!暫らく世間話をしてリラックス。
聞けば救命救急棟には47床のベッドだが看護師さんは2つのナースセンターに
20人、これで勤務しているとか。意外と多いようなすくないような?
これで部屋が明るければねえ・・・・部屋が穴倉のごとく、薄暗いのであった。
しかも、よぉ~~く考えると・・・・・
この病院は東西に伸びている、救急救命棟は北側の道路側である、それに頭を向けているので・・・・・ふ~~む、北枕である。
これ、実は縁起良いんだよね
 
 
 
 
 
 
 
 
容態も落ち着いてきたし何よりも割れんばかりの頭痛が収まったのが何より。
(実際は薬品でごまかしている)
これで流出した血を溶かしていくそうです、そして2週間は経過を見る。
出血した血が影響を与える場合もある、血管攣縮なる血管が細くなってしまう病気になったら脳に血液を供給出来なくなり脳梗塞を起こしてしまう。
(実際にはすでに血管攣縮を発症していて脳梗塞防止が最優先であった。
脳内血管は剥き出しです、そして重量を軽くするために3層構造となっています。
通常の血管は4層構造で出血しても筋肉や脂肪が堰き止めてくれます。
しかし、脳内血管は髄液中に浮いた状態です、出血した場合には止めてくれる物体がないのです。そこで血管を瞬時に窄めて止血しようと試みるのです。
血管攣縮してしまうと元の太さにもどるにはかなりの期間を要します。)
いや、急を要する手術は出来ますが脳内の後遺症を確認・判断するまでは
手術をしません。じぃ~~と2週間は検査検査検査の日々を過ごします。
それにしても、、、いろんなセンサーを胸と足にペタペタ付けられ、鼻には邪魔なチューブ入れられ身動きが取れない。
足なんてポンプ付きですからねえ。。。。。。
プフュ~~パフュ~~と五月蝿い、、、、、これはサージカル・ストッキングに替えて
もらったので静かになった。(これ癖になりそうな履き心地である)
部屋も暗いしぃ、、、、さびすぅい!!
血圧は120を超えないように絶えず管理され、トイレもしかり。
 
 
 
病室はICUで看護師さんの至れり尽くせり?測定データはナースセンターのモニターで監視。で、3時間ごとに徘徊じゃなく見回りに来てくれる。
当然ながら個室です。
えやぁ~~個室です、誰にも気兼ねすることなくのんびりでける。
って、大部屋みたいに傍らに誰かいてしょっちゅう物音立てられたら堪らんですが。
トイレまで付いています。が、色々なケーブルが体に付いているんでぇそこまでたどり着けない。用足しは勿論例のごとく「尿瓶」と「おまる」です。
一応カテーテルは卒業しました(楽でいいんだけどなあ)
小用は尿瓶なんで簡単気軽に使える、しかしおまるは??
ウンPもよおししたらナースコールで看護師さん呼んでおまるセットしてもらい。。。
これ、ゴムの器みたいなもん、縁は跳ね返しが付いていて仰向けになったまま
腰下に差し入れ用を足します。これが意外と難しいのよねえ、力んじゃ駄目だし。
左右のバランスとらにゃあかんしぃ。
はい、怒責しちゃ駄目ですよ、血管が切れますから大人しく押し出す感じで・・・・・・
そうそう、出て来た出て来た。。。。。。。もう終わりかしら?
じゃあ、お尻吹きますね。腰を上げて、、、そうそうそのまま、、、、
よいしょっと、、、、、はい、御終い。
看護婦さんが見守るなかで用足しするってのも・・・・・・・ちょっと微妙な気持ち。
恥ずかしいもへったくれもない。
癖になりそう?いやいや止めてくださいその気はないです。
向こうは職業であると割り切りが肝心なのであった。
力まないように・・・・血管再々破裂したらおおごとなんで。
血栓溶かす薬剤入れているので破裂したら止血しないのよ。。。。。。
脳の血管って剥き出し状態で脊髄液に浮いている状態、だから一旦切れたら
中々出血が止まらないのであった。
いつもなら飯喰う回数すくないのでウンPの回数も少なかったのだが入院したら毎日3食、これじゃあ必然的にトイレ回数が増えるわな。
おまる、10日くらい続いたか?最後は巧く乗れるようになったもんね。
 
看護婦さんは救命救急病棟専属、他の病棟と違い専門的な知識を要求され
人(患者)をもてなす(癒す)話術にもたけていないといけません。
看護婦さんの中でもここは狭き門、いわばキャリアなんです。
細やかな対応と気遣いが最高ですよ、いかにして安心させるか。
年齢も若すぎず、かといって歳すぎずと、、、、、、
小姐ちゃんだといかにも看護しているとしか感じないが
ある程度研鑚した看護師さんだと介護しているように感じさせられるのであった。