茨城の御前山にて暮らす。

気が向いたら適当に書き散らかしています。

Husky42 Ⅲ ④

レストアを進めているハスク42
シリンダを外してみた。
通常シリンダ内にはオイル潤滑用に30度に斜めにラインが入っているのにそれが無い、
全周ピカピカに輝いているだけ・・・・・相当使い込んだ模様!
輝いている・・・つまりそれだけ磨耗しているって事。
吸気ポートは綺麗!吹き返しが全く無い。
掃気ポートは吹き返しで茶色に変色、クリーナを吹いてブラシでゴシゴシ・・・
燃焼室と排気ポートのカーボンもクリーナを吹いて竹ヘラで汚れを落とす。
ついでに排気ポートをリューターで心持拡大し丁寧に研磨する。
これでパワーダウンを補うのだ。
念のためシリンダ内を40番で30度の斜角をつけて磨いておく。

その他もついでに点検、ベアリングシールもまだまだ大丈夫だし・・・・

ピストンには小さな傷が数個・・・このまま汚れを落として使用
後期型と違い242のダズバージョンと同じ形状をしている。
後期型はごく普通のピストンなのだがこれは242のピストンに非常に似ている。
もしかして242のピストンが使えるかも?
シリンダが磨耗していますのでピストンリングも当然磨耗しているはず
ピストンから取り外して新品と重ねて手にとる
ん?明らかに違いが解る、結構な磨耗。
ピストンに新しいリングを取り付けてシリンダを取り付ける・・・・終了!
マフラーとキャブレタを取り付けスロットルリンクと取り付けてと、
あれ?スロットルが全開にならないぞ?
吹けあがりが悪かったのは全開になっていなかったからか?
どこかが磨耗しているのかスロットルを握っても全開まで動かないのだ。
さぁ~~~てどうすべか?
あまりあちこちいじりたくないし、スロットルリンケージも寿命だしねえ
(このシリーズ機種のウィークポイントです。)
その場しのぎでスロットルハンドル側のリンケージを押す場所にゴムホースをいれて
対応しましょうかね。
薄いホースを2枚重ねにして被せる、スロットルを握ると全開位置までリンケージが動く、
これで良し!新品と交換時に外せば良い事だし。
ここでスターターを引いてみると・・・・以前よりコンプが落ちたような気がするが?

これで後はクラッチとシリンダカラーを取り付けて終了だ。
欲を言えばオイルポンプ部を後期型に変更したいのだが。

ガイドバーは数ある中から12インチか13インチでピクセルチェンでいきたい。
そのうち8インチなんぞで試したみたい。
12インチでしたらハードノーズでも抵抗は少ないでしょうから此方にしましょうか?
ただ、このハードノーズバーはオイルホールが無い・・・・自分で開けろってか?
マウントもA041なのでハスクマウントのK095へ加工ついでにオイル穴を開けましょう。