茨城の御前山にて暮らす。

気が向いたら適当に書き散らかしています。

独占禁止法って

始めに、管理人はどちらの言い分を支持するとは言いません。
各ユーザーはユーザーなりの主義主張がありますので・・・・・
これらはあくまで法律上の解釈ですからね。

巷で話題の並行輸入
正規代理店から購入以外の輸入機器です。
ハスク、シュティール等はこれらの並行輸入品の販売を認めず且修理の備品販売及び修理を認めない!

?????
車業界にはそんなこと無いですよ、何故なの?
それって独占禁止法に抵触しませんか?
独占禁止法とは?


部分抜粋しますと

独占禁止法上、並行輸入が問題となる具体的場合

(1) 海外の流通ルートからの真正品の入手を妨害
 特に、
並行輸入業者が供給業者の海外における取引先に購入申込みをしたとき、その取引先に対して並行輸入業者への販売を中止させること
並行輸入品の製品番号等によりその入手経路を探知し、これを供給業者又は海外における取引先に通知する等して、その取引先に対し並行輸入業者への販売を中止させることは、それらが価格を維持するために行われると違法となります。

(2) 販売業者に対する並行輸入品の取扱いの制限
 総代理店が、並行輸入品を取り扱わないことを条件として販売業者と取引する等、それが商品の価格を維持するために行われると違法となります。

(3) 並行輸入品を取り扱う小売業者に対する商品の販売制限
 卸売業者に対し、並行輸入品を取扱う小売業者へは商品を販売しないようにさせ、商品の価格を維持するために行われると違法となります。

(4) 並行輸入品を偽物扱いにすることによる販売妨害

(5) 並行輸入品の買占め

(6) 並行輸入品の修理等の拒否

 総代理店等以外では並行輸入品の修理が著しく困難であり、又はこれら以外の者から修理に必要な補修部品を入手することが著しく困難な場合、自己の取扱商品でないことのみを理由に修理や補修部品の供給を拒否等し、商品の価格を維持するために行われると違法となります。

(7) 並行輸入品の広告宣伝活動の妨害


どうです、現在の正規代理店の行為が独占禁止法に抵触していることがお解りでしょうか?
国内の代理店はセールス及びアフターケアの為に部品をストックしておかなければなりません。
これも価格に反映されます、だから並行物の修理は出来ないXXXXXはスジが通りませんね。
確かにメーカーは輸出先の法律に合わせて製造販売しています、排気ガスや安全性等を考慮してね。
でも排気ガスカリフォルニア州が一番厳しいですが日本では自主規制じゃなかった?
チェンブレーキは全部装備です、日本はある排気量以下には装備しなくてもカマワナイそうです。

ただ問題はPL法にありますね
これはまずユーザーがその機器を使用して損害をこうむった場合にユーザーは販売店に損害賠償を請求し次に販売店がメーカーに損害賠償を請求するものです。
それは販売者が責任を負うことになりますので日本国内の並行物販売者に賠償能力があるのでしょうか?
並行物をオークションで販売している出品者に質問すると・・・・無視かブラックリストに入れられます。(爆)
別に販売妨害していないのにねえ(十分してるのかも)
難しい問題だわさ!!!
貴方はどちらを選びますか?






何故US仕様があんなにも安いのか?
安全性及び操作性は同等なのに?
それは簡単な理由です、販売量が全然違うから・・・・・
価格は需要と供給で決定します、日本はユーザーが少ないですからねえ。
それに代理店は安全講習や修理に伴う部品のストックもせねばならない、これらは全部機器の価格に反映
してきますので。

例えば・・・・

例の3○6
小売価格は¥145000前後ですが定価はたしか¥180000でしたっけ?
メーカーは製造原価¥25000で日本の販売店に¥90000で卸す。
メーカー¥65000、販売店¥55000の利益、これには保証料、サポート料を含むものとします。
製造原価は金型を起こして大量生産すれば驚くほど下がります。

これがUSだと
メーカーは販売店に¥35000で卸して販売店は¥65000で販売する。
メーカー¥10000、販売店¥30000の利益です。
え!利益率が低い!・・・・・日本は月に10台の販売でしょう、
USは月に50台、100台の販売ですよ。

結果
日本 : メーカー¥650000、販売店¥900000の利益
US : メーカー¥500000~¥100000、販売店¥1500000~¥3000000

はい、逆転しましたね。しかもメーカーはシェアも確保しました。
薄利多売ではないですが販売量が多ければ仕入れ価格はどんどん下がる。

しかも日本と欧米での代理店の違い・・・・・
それは
日本 : 販売量が少なかろうが多かろうが販売を独占できる権利
欧米 : 販売を独占する権利ではなく販売量を重視、売れない業者は代理店ではない!
販売代理店だからとあぐらをかいてはいられないのです。
したがって代理店の権利を守る為に売れないのに毎年大量に注文し、売れない在庫が毎年溜まっていく
なんて笑えない話も現実にあります。





結論!もっと新品を買おう!そして値段を下げよう!?
なんてことは無理、メーカーと販売店が喜ぶだけです。