茨城の御前山にて暮らす。

気が向いたら適当に書き散らかしています。

燃料が?

燃料が高騰して・・・・じゃなくって
272のタンクに半分ほど入れておいたのに何故か空っぽ!
?????漏れた形跡があるにしても
満タン750ccの半分だから370ccくらいは入っていたはず
370ccといったら相当な量ですよ!

試しに右横に傾けるとマフラーの排気穴からガソリンがドバドバと・・・・流れ出した
プラグを外して逆さまにしてリコイルを引くとバシャバシャと溢れ出す、合計200ccくらい
ツジツマが合いましたね(笑)これじゃあエンジンかからんわい!
何故タンクのガスがエンジンに流れるのか?
通常ではありえない話なのだ
いくら猛暑でタンク内の圧力が上がり→燃料ホース→エンジン内、マフラーに流れないはず

エンジンのクランクに正圧発生→キャブレタの燃料バルブが開く→燃料が流れ込む
エンジンのクランクに負圧発生→キャブレタの燃料バルブが閉じる→燃料が止まる
をクランク回転ごとに繰り返す、つまりポンプの役目を担っている

メタリング側のガソリンがエンジンの負圧で吸い込まれ無くなると
大気圧でダイヤフラムが押されニードルを押すとガソリンが流入
ある程度までガソリンが満たされるとスプリングでストップを繰り返す

これはエンジンが掛かっている状態でのお話
なのでエンジンが掛かっていないとガソリンは流れない、はず

試しにキャブレタ、オーバーホール開始!
外すのが大変なんです、左側のキャップスクリューを外すのが一苦労
ついでにガスケット及びエルボも点検・・・・異常は見当たらず

ポンプダイヤフラム、メタリングダイヤフラム、スクリーンを新品部品と交換
スクリーンのみゴミがあったがダイヤフラムはまだまだ使用できそうなのに
タンクにガソリンを入れてリコイルスタータを何回か引いた後しばらく放って置く

結果、まとも!ガスの減り及び流出は無し!

ポンプダイヤフラムが劣化していたんでしょうかね?
でも、272未だエンジン掛からず・・・・
フライホイールを外して半月キィを確認、正規の位置だ、点火時期は狂い無し
コイルが新品だし火花を確認、キャブレタも大丈夫だし・・・・
プラグも新品だし・・・・・?????
何故エンジンが掛からないの????

残るはピストンの傷か?
先日マフラーを外して吸気側、プラグを外して排気側を見たけれど
なんとも無かったし・・・・
どうせ交換でばらすんだし、早めに見ておくか
ピストンはMETEOR製該当品は無し(出品者とお話して)そこで今度は
IST製2リングピストンにすることにした
2リングだと圧縮漏れに強くなるが高速回転には抵抗がふえることになる
1リングか2リング、どちらも一長一短です


余談
何故ハスクはオーバーヒートしやすいのか?
ハスクのエンジンはキャブレタを取付けするのに
キャブレタをエルボを介してエンジンに金属製のボルトで直接取付けされています
エンジンの温度が上がると熱はボルトを介してキャブレタに伝わります
熱はキャブレタの温度を上げガソリンも加熱します
ガソリンが空気の泡を発生させベーパーロックを引き起こす
エンジンの回転不良、最悪焼付きを引き起こす
これは2シリーズまでの機種のお話
3シリーズ以降は直接取付けすることはなくなりましたが
それでもオーバーヒートしやすいことは確か
夏場17度のスウェーデンと40度の日本に違いはあれど
ハスクには負荷がかかりすぎるんでしょうか?