茨城の御前山にて暮らす。

気が向いたら適当に書き散らかしています。

頭の体操!

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さあ、今日はソーチェンを片手に想像豊かに・・・・・・
写真のアップは面倒くさいので(手抜きね)頭のなかで
思いっきり思い浮かべてくださいな。
と思いましたが説明図付けましたのでカッター部の所を見ながら
考えてくださいな。
 
 
樹木を横に切断する場合
上刃(トッププレート) : 木の繊維を削っていく
横刃(サイドプレート) : 上刃が削り出した繊維を断ち切る
この場合、通常なら上刃が先に繊維を切削していくことになります。
これはカッターの上刃が横刃よりも出ていますので理解出来ますよね。
 
磨耗した刃を磨ぐにあたり
○棒ですと上・横同時に磨ぎますがグーフィの場合は別々に磨ぐこととなります。
グーフィは厚みが3mmほどしかないので1回で両方を磨げないのです。
さて、横刃(サイドプレート)のカーブをガレット(裾野)と呼びますがこのガレットのお話でっす。
 
グーフィでトッププレート・フィリングアングルを20度あたりで磨いでいるとガレットが
30度くらいの傾斜になります。
ガレットは通常マイナス95℃くらいなのでかなりな出っ張りとなり切味が悪くなる?
でも、切味は○棒ヤスリよりも遥かに斬れる。
(横刃が上刃よりも先に働きますので繊維を断ち切ったのち切削していきます)
サクサク斬れる、しか~~し突っ込み斬りはまるで、全然駄目カカカカカ!と軽快に跳ね返されるのよ、
でもキックバックはありません。
 
う~~~~む!
 
ここでガレットを90度に設定(絶壁ね)○暴でガリガリ削りグーフィで均す。
横刃の役目が若干早くなりますね。
切味は変わらず突っ込みも可能になった!
 
さらにガレットを120度に設定(マイナス30度のオーバーハングね)
ガリガリ削るのであった、結構なフックとなる
(ここで上刃と横刃の動きが同時になります)
上刃が繊維を削り出した瞬間に横刃が繊維を断ち切っていく事になります。
ここで鉋と鋸からすくい鑿に変身するのだ!
切味は変わらず、突っ込みもさらに簡単になった。
 
ガレットの角度でこうも変化するとはねえ。
 
さらに実験は続く
 
上刃をグーフィで、横刃を○4mmで仕上る、ガレットは90度
以外といけるじゃん!
 
上刃を○4.8mmで横刃をグーフィで仕上る、ガレットは90度
これもいけます。
 
ただ、この磨ぎ方はグーフィと○で2回 磨ぐので面倒なんだな。
 
続けて性懲りも無く・・・・・
 
ガレットを120度に設定!
う~~~ん、これいいんじゃない。
斬れ、振動、突っ込み、文句無し◎!
 
結局、スクウェア・チゼルの形になったとさ
あの形は科学的に根拠あったのね。