茨城の御前山にて暮らす。

気が向いたら適当に書き散らかしています。

10月5日

本日は実家の前の山へ茸採りでも・・・・・
お~さん、コンビ共々朝の6時半に目指すポイント到着、コンビはマーキングに余念が無い。
何もこんな所でやらなくても・・・普段誰(犬なぞ)も来ないぞ。
朝ごはんを食べ、身支度して昨年ナラタケを取った場所から分け入る。
コンビはもう斜面を駆け下ったり駆け登ったり・・・・
赤土に枯葉が積もっている滑りやすい場所なのに、今からハイパーだと後がキツイよ!


しか~し、茸はナラタケのナの字もない、出ているのは食べられないやつばかり、唯一ウラベニホテイが
出ていたが峠を過ぎて軸は虫にやられてブカブカ・・・・・
松茸のシロに行ってみると今年はどうやら・・・・誰も採った跡が見当たらない!
この地方は地面から出ている松茸ではなく地中にある松茸を採るのです。
カンとセンスを必要としますね、雑木の種類で松茸が好む樹木と場所、地中の手ごたえ?が物を言います
もう樹齢60年程の林ですので終了かも、30年程の若い赤松林内を詮索しないとね。
しかも手入れがなされていないので富栄養化してしまっている、今後は発生しないかも。


雑木林の中を彷徨うも収穫無し、そこでナツハゼの実を収穫し始める(笑)
ナツハゼ・・・(ハチマキブドウ)ツツジ科の植物
葡萄の房のように5mm~7mmの黒い小さな実を付ける、アサマブドウの親戚です。
花崗岩質で赤土じゃないと繁殖しない、ここ檜山周辺には沢山生えている。
秋には真赤に紅葉します、材は固く杖等に流用されます。
黒く色ついた実をジャムにするとブルーベリーと同じ味がする。
ただし実が小さいので沢山採るのが大変です。
途中藪の中で自然薯を見つけた、がアンズ周辺が窪んでいる。
誰かもう掘ったのか?はたまた猪か?
数本手頃なやつを解らぬようにマーキング・・・・・


次に山栗、林道の至る所に落ちている、虫食いを確認しながら大きいやつを拾い始める、結構落ちていてたちまち袋一つ採れた!
そこで見つけたものは!?・・・・・真赤に色ついた実を付けるガマズミ。
まっすぐで太く伸びた幹・・・長さ1.2Mほど
根元50cmから曲がって(下刈された)二股になっている、根元は斧に長い幹は釜に柄に・・・・
ガマズミとグミは最高の材ですからねえ、冬に採りにこようっと!
ガマズミはハンマーの柄に最高です。


動き回って喉が渇く、コンビには水を飲ませスポーツドリンクを飲んで渇きを癒す、早く飲まないと
重くて(笑)
さらに塩気が欲しい!・・・・・当たりを見渡す・・・・・あった!
こんな山の中に塩が!?・・・・あるんですよそれが!
その正体は  ヌルデ  漆科の植物で実に塩が吹く、結構な味・・・でも漆科の植物ですので
肌がデリケートな方は止めてくださいね。

さらに今度はアケビなぞ、紫色に色付いた大きな物を選んで収穫、今年は当り年か?
ただ、大きいやつはかなり高い木々にある、木によじ登り収穫!
決して絡み付いている木を切ったりしてはいけません!来年以降実が成らなくなりますゆえ。
籠一つ採れた・・・・皮が美味しいです。
中身はコンビにあげ、皮をさっと湯がいて汚れた部分を取除き挽肉を炒めて味噌で味付けしたものを詰めて炒める、ほろ苦い味が絶品です。

今日はコンビ狂ったように走っていましたね、山の中を・・・・
山鳥見ても追う事もせず、「父ちゃん、変な鶏がいるよ!」と見ているだけ、少しは興味出しなさい!
雉の雄を見ても「綺麗な鶏だね!」としか感じない。

実家にお邪魔して頼まれていた木々の伐採
預けていたゼノア620・1号はキャブレタだ駄目(だって3年くらい使用していないそう)
そこで242の出番です、山あいの谷間に響く爆音!
「喧しいチェンソーだねえ、これなら川向こうの山にいても現在地が解るね」 母親
伸びすぎた柿、桜、その他を242で片っ端から伐採、勢い余って枯れた太い大王松まで・・・・
う~ん、気持ち良い程切れる、もう少し太いあの柿の木は?
「あれは隣との境の木だから駄目」 母親
太さ約50cm・・・33cmバーでも役不足ではない、伐採したかったのに。
↑高さ6Mのところで枝打ちしてあり幹を太らせている、近いうち茶箪笥を造る為伐る予定とか!
黒が入っていると良い縞模様が出ます。