茨城の御前山にて暮らす。

気が向いたら適当に書き散らかしています。

トレーラー事故に思う・・・

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今日も午前6時頃首都高速海上コンテナを引いたトラクタの事故がありました
現場は事故多発地点で有名な場所で側壁に衝突して側壁をなぎ倒し横転、橋げたに乗ったままで乗務員は高さ10m下の路上に落下して間もなく死亡したとの事

事故原因は?
1)居眠り
2)スピードの出し過ぎでブレーキを掛けスリップ・・・・トレーラスイングかプラウアウト?
  ハンドル操作の間違いで処理されてしまうのでしょうか?
トレーラほどアクセルで曲がるのを実感できる車はほかに無いのでは?
トレーラをトラクタの力で引く為カーブではアクセルを踏まないとトレーラに押されてしまいます
結果強いアンダーステアとなり外へ外へともっていかれます
少々のオーバースピードでもアクセルを踏んでいれば結構曲がってしまうもの
 ブレーキを踏んでトレーラに押されて くの字 になるのがジャックナイフ
 凍結路などでトレーラが外に流れてくるのがトレーラスイング
 カーブでトラクタ、トレーラが外に流れるのがプラウアウト
いずれも経験するとかなり怖い・・

3)もう一つ、荷崩れ・・・貨物が事務機器との事ですが今回はまずありえないでしょうが?
コンテナは乗務員が中を見ることは出来ません、シール(封印)を切って中の状態を確認できないんです
皆さん海上コンテナトレーラは荷物を運んでいるかと思いでしょうが実は・・・・
荷主が船社から借り受けたコンテナを荷主の代わりにコンテナヤードから搬出し荷主指定の場所に
搬送し空コンテナをまた船社に返却しているだけなのです
つまり、中身を運んでいるのではない、コンテナを運んでいるのです
運賃体系は荷物の重量、数量ではなくコンテナサイズです
コンテナの貨物が100kgでも26tでも1パレッタでも10パレッタでも同じです
陸のはしけ・・・引き船扱いです

荷姿はかなりいい加減に積めてあるのが多く見受けられ、欧米はかなりしっかりしていますが
東南アジア、中国、韓国は特に要注意です
知人3人は石の荷崩れで横転しました、あの重たい石が番線で巻いて繋いだ薄い板で造った
箱に入っていました、誰が見ても危険で荷姿を見たらとても・・・・

合板なんぞ2段3段重ねで置いてあるだけショーリングは無し、急ブレーキ急ハンドルで意図も簡単に移動する・・・
片荷、高重心の貨物もありますし
まだまだきりがありませんが・・・
貨物の数量が不足していようと破損していようと乗務員に賠償責任はありません、荷物を運ぶのでは
なくコンテナを運んでいるのですから、途中の交通事故による破損は別ですが

乗務員が死亡した以上原因究明は不可能かと思われますが
ご冥福をお祈りします