をい!あぶねえぞ。
今日は近所の方が昨日真竹林伐採しとったのでいただいた。
あのお菓子の現場だ。
雁首号へ悠長に積み込んで・・・・・・・
笠間の畑を目指して進んでおったそうな。
剣道112号線からベコ道へと分け入る。
このカーブを過ぎれば物産センターだべや。
ん?
何であんなとこに車が止まってんだ?
をい!
なんだあれは????
黒いプリウスの左後方に蠢く物体がおったそうな。
ととととと、急停止だべ。
路肩に雁首号を止めてと・・・・・
降りてプリウスのもとへ向かったのであった。
ん、運転手はどこだ?
車内を覘く。
ウィンドが空いて怪訝そうな顔をした運転手が・・・・・
何ですか?
どうかしましたか??
いや、どうしったって・・・・・・
あなたイノシシを轢いたんですか?
イノシシ?????
いや、私は道を探していたんですよ。
で、ここに車を止めていたんですけど。
けどって、本当にイノシシを轢いていないんですか?
轢いていないですよ!!
そう、でもあなたの車の後ろの藪にイノシシがいますよ。
え!
うそでしょ!!
運転手は車から降りて後ろの藪を・・・・・・・
うっわぁ!!
イノシシだぁ!!
ほんとにイノシシを轢いていないのか?
プリウスの前部を見てみる。
なんともないな。
ちょちょ!
あぶねえ!!
カチカチと歯を鳴らしてイノシシが向かってきたぞ!
ん、んだありゃ。
後ろ足両方とも裏返ったまんまやんけ。
骨盤逝ってんなありゃ。
野生動物ここまでなるにゃ相手はトラックしかねえな。
イノシシは歯をならして威嚇しながら前足だけで突進してきたわ。
小さいとはいえ30kgを超えているな。
あぶねえ!
交わす。
イノシシは道路の反対の林へと逃げた。
丁度通りがかった車が急停車して路肩に止まる。
いやあ、イノシシじゃないですか。
しかも骨盤やられていますね。
どうすんですか?
捕まえます??
野次馬が増えたな。
雷神さんへ電話してみた。
素手での捕獲は法令上問題ないですよ。
後頭部殴って撲殺かナイフを心臓にさしてとどめをさせばいいだけのことですよ。
ナイフは牙に注意してね、危険だから。
雌の心臓はんまいものだね。
剣鉈なんてねえぞ。
ハンマも今日は置いてきちまったし。
チェンソーもおいてきちまったし。
さあて、どうすっかな。
110番しとくか。
で、110番したのね。
パトカーが来たのであれこれ質問されて答える。
で、あのイノシシどうすんですか?
ん~~~~~あれね、道路上なら何とかするんだけど国有林だと我々は立ち入ることができないんですよ。
・・・・・・・・・・またかよ。
笠間の畑の野糞事件もそうだがこの件もかよ。
通りがかりの方が猟友会に連絡して捕獲することにした。
自然淘汰、いずれ死ぬであろうて。
可哀そうと思うよりもとどめを刺したほうがいいってもんだ。
やれやれ。